なぜ?BCH(ビットコインキャッシュ)価格が2日間で最大2倍に!?
こんにちは。名波はるかです。
昨日はBTC(ビットコインキャッシュ)の価格が跳ね上がって、
一時はお祭りのようでしたね。
2017年10月27日時点での
BCH(ビットコインキャッシュ)の価格は約$3000、
昨日29日にはm最高で約$6000になりました。
2日の間に、瞬間的とはいえ2倍になったのはスゴイですね!
では、なぜこのような価格高騰が起こったのでしょう?
ネット上には様々な憶測があるようですが、名波の見解は下記となります。
コンテンツ目次
BCH(ビットコインキャッシュ)の価格が高騰した理由
今回のBCH(ビットコインキャッシュ)の価格高騰は、
下記の2つの理由が重なり合ったことが理由と見られています。
- BCH(ビットコインキャッシュ)支払いに限定された商品の販売
- 暗号通貨の価格が決まる仕組み
BCH(ビットコインキャッシュ)支払いに限定された商品の販売
今回のBTC(ビットコインキャッシュ)の価格高騰は、
まず、マイニングマシンを製造・販売するbitmain社が、
自社商品の「Antminer S9」を販売する際の支払いを
BTC(ビットコインキャッシュ)に限定したことが理由に挙げられます。
参考:https://shop.bitmain.com/productDetail.htm?pid=00020171024170217293t9Sp5rm406A9#1014
商品は10月30日に完売。
ちなみにBCH(ビットコインキャッシュ)は
bitmain社が率いるBitcoin(ビットコイン)のアップデートで分裂し、
2017年8月1日に誕生しています。
http://cryptoboy.jp/hard-fork-bitcoin/
暗号通貨の価格が決まる仕組み
BCH(ビットコインキャッシュ)の価格高騰を後押ししたのが、
暗号通貨の価格決定の仕組みです。
暗号通貨の価格は、取引所の売買で
「最後に取引された価格」が参考とされます。
(取引所内の売買データが参考となるというのがポイント)
つまり、こういうことになります。
1)bitmain社の商品を欲しがった人が
大量にビットコインキャッシュを買いを入れる。
↓
2)最後に取引された価格を参考に、
同じようにbitmain社の商品を欲しがった人が
大量にビットコインキャッシュ買いを入れる。
※この時、買い注文が集中しているので
価格は1)の時より上がることが多いです
↓
3)4)と続いていく
↓
結果、BCH(ビットコインキャッシュ)が高騰!
そして、BCH(ビットコインキャッシュ)に買い注文を入れた人たちは
商品購入が目的であり、トレードを目的としていない為、
利益を確定する人が通常よりも少なかったことが予想できます。
そのことが、BCH(ビットコインキャッシュ)の
急激な下げを発生させずに、価格維持に繋がったものと思われます。
BCH(ビットコインキャッシュ)の価格高騰のまとめ
bitmain社の商品は、マイニング事業者に人気があります。
共同設立者のJihan Wuはantpoolというマイニング会社のCEOであり、
antpoolは世界のマイニングシェア率の20%を占めていて、
これは世界トップの数値です。(※2017年10月30日時点)
つまり、今回のBCH(ビットコインキャッシュ)高騰の実状は、
「世界No1の会社が使用しているマイニングマシン」を欲しがり、
ビットコインキャッシュを購入した人が一時的に増加した、というもの。
価格高騰の背景に、このような事実があることを知ると、
なんだか面白いなって思いませんか^^?
今後もBCH(ビットコインキャッシュ)でしか買えない
マイニングマシンの販売は行われると考えられます。
トレーダーの方は、それを価格高騰の一つの情報として捉えるといいですね。