貧困層を救う!顔認証を使用した銀行解決プロジェクト Humaniq(HMQ)とは
こんにちは、ビットブルです。
この記事では、Humaniq(HMQ)について解説します。
コンテンツ目次
Humaniqとは何か?
Humaniqは、顔認証(バイオメトリクス認証)を利用した
《銀行口座が無い人のための銀行ソリューションプロジェクト》です。
Humaniq (HMQ)
- 総発行枚数 : 9億2100万枚
- 派生元 : イーサリアム
- ICO集金額 : 5,163,000 USD
- 取り扱い取引所 yobit liqui c-cex
Humaniqと類似したコンセプト
- ビットコイン2.0系(金融系プラットフォーム) everex
貧困層を対象とした消費者金融プラットフォーム - hDAC(ヒュンダイDAC)
顔認証機能が採用されている
Humaniqの概要
Humaniqの主な特徴は、
何らかの理由で銀行口座を持っていない人でも
個人の銀行口座を持つことが出来るようにする仕組みを整えている点です。
バイオメトリクス認証(生体認証)のうち
顔認証を使用して、口座を作成、利用することができます。
活動の目的
- 新興国の通過を暗号通貨へシフトさせる
- 国際ビジネスから切り離されている人々の境界を取り除き、貧困を取り除ける力になる
Humaniqが誕生した背景
現在の世界の総人口が74億人いるのに対し、
銀行口座を持っていない人は、およそ25億人いると言われています。
銀行口座を持っていない理由には、
- パスポートやその他の身分証明書を持っていない
- 銀行インフラが無い地域に住んでいる
などがあります。
それによる貧困を取り除く力になろうとしているのがHumaniqです。
Humaniqの現在の活動
2017年8月1日に、Androidアプリ「Humaniq Lite」 をガーナ、アクラの2つの国で配信を開始。
他の国への配信は後々、解禁していく予定となっている。
Humaniqチームは、2017年の年末までに、
*累計50000ダウンロードされることを目指しています。
*補足 :アプリ業界ではリリースされてから
1ヶ月に10000ダウンロードを越えるとヒットアプリ扱いとなります。
インフラが整っていない &
利用者数がまだまだ多くないアフリカの2カ国だけで
このヒットアプリの条件を満たすのは無理があると思われます。
利用できる国を増やしつつ、
2017年の年末に50000ダウンロードを達成することは、かなり難しい。
そのため、これが実現するかどうかは、
彼らのマーケティング手腕を見定める目安となるでしょう。
Humaniqのこれから
ホワイトペーパーを読む限り、Humaniqには
新興国の貧困層に目を向けた、社会的な取り組みが見受けられます。
他のプロジェクト(ICO)と比較したとき、
同じ「新興国の貧困層」を対象としたeverexが存在するものの、
everexは現在発展が盛んなアジアを対象として活動しているため、
今のところ奪い合いにはならないと考えられます。
今後のHumaniqの動向としては、ロードマップに記載されている通り、
2017年9月からのマーケティングが肝となります。
2017年8月中はHumaniq Liteの
バグ探しと修正、およびユーザ獲得するために時間を費やすと思われ、
バグを極力減らした上での先進国および新興国へマーケティングを行うため、
活動には注目していくことをオススメします。